マルチマーカー活用事例紹介

マルチマーカー活用事例紹介

京都府宇治市

宇治市では、08年から保健指導支援ツール・健診データ分析ソフト「マルチマーカー」を導入されていますが、活用事例を教えていただきました。

まずマルチマーカー導入に至った経緯を教えてください。

京都府宇治市

地域や職域で活動する保健師・栄養士などが参加する自主学会があるのですが、そこで必要性を感じ導入したとのことです。

具体的にはどのような部分で必要性を感じられたのでしょうか。

当時特定健診・特定保健指導が開始された初年度で、判定基準に基づいた保健指導の対象者をいち早く抽出したり、また、優先順位を明確にし、保健指導のねらいをどこにおくかの分析に役立ちました。この分析を基に、事例検討会をして、大阪大学の船橋先生にお越しいただき、どこを見ることが大切か(データの読み取り)の指導を受けました。ねらいを定める分析には非常に役立ちました。

どの帳票を活用されていますか。

構造図

構造図(※1)と経年表です。経年表は、過去のデータも出しています。マルチマーカーは血管の状態を対象者に理解してもらうのに、健診結果と連動しているので非常にわかりやすいと思います。

他にはどのように活用されていますか

特定保健指導の対象外であっても、ハイリスク者の抽出、例えばHbA1cが8.0以上とかGFR40未満の人たちが把握できます。単に何人いるではなく、人数欄をクリックすると該当者のリストが出てくるので、把握すべき対象者を確認できます。集団から個人データに繋がるという感じです。その人が特定できればピンポイントで指導できます。

集計表を使った分析にも活用されていますか。

様式6-10のほか、性別、年齢階層別の特徴の分析、ハイリスクの状況、腎機能・HbA1c・LDLコレステロール・高血圧などの疾病毎の分析にも役立っています。「これで狙いを定めていこう」となりました。ターゲットを定めるのにマルチマーカーがなかったら考えられませんね。(笑)

マルチマーカーの導入した効果は。

自分たちが実践してきたことが、評価としてマルチマーカーでは明確に出てきます。自分たちが関わった住民がどう改善されたかが、数字やグラフ、図でカラー表示されますから、改善された結果を見るとやはりうれしくなりますね。メタボリックシンドローム該当者や予備群の人が翌年どうなったかを見るのが怖い面もありますが、楽しみです。

マルチマーカー導入時はどんな印象でしたか。

使い始めたときは、違う世界という感じでした。データの取り込みも半泣き状態でした。機能が改善され、今はいい状態になっています。「これさえあれば!」というソフトになっています。これがないと仕事が進まないという感じですね。対象者がわからないと案内も出せない、実態把握が出来なければ分析もできない。対象者を教えてくれるソフトという感じです。マルチマーカーがなければどうしてやっていたのでしょうか。

最後にマルチマーカーの導入を検討されている団体にアドバイスをお願いします。

特定健診だけでは把握できないリスクの高い人を把握して手を打たないと全体の医療費の削減や重症化予防には繋がらないとおもいます。対象者の抽出、実態の分析、そして評価、そして次の段階までとりくまなければなりません。

本日はお忙しいところありがとうございました。

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