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vol.44 どうする?今年の感染症対策

2024.09.27

どうだった?コロナとインフル

昨シーズンの振り返り

昨年5月、新型コロナウイルス感染症が5類になり、マスクの着用は「個人の判断」となりました。皆さんは、どう「判断」されましたか?

ここ1年のインフルエンザと新型コロナウイルス感染症の報告数を調べてみました。春先からは交互に感染者数が増えましたが、年明けには両方とも増加し、4月末には収束しました。その後、7月には手足口病などの「夏風邪」が流行し、同時期にコロナも再び増加していました。

呼吸器系の感染症は、寒い時期に限らず流行するようになってきましたね。
「マスクを外すタイミングを逃してしまった」という方もいるかもしれません。

コロナワクチンってどうなるの?

令和5年5月から新型コロナウイルス感染症は5類に移行し、全額公費でのコロナワクチン接種は令和6年3月末で終了しました。希望者は自費で接種できますが、今年の秋冬には自治体による定期接種が開始されます。これは重症化しやすい人を対象にしたもので、重症化を予防することが目的ですが、原則として有料です。詳細はお住まいの自治体にご確認ください。                              

これから、どう備える?

感染経路をブロックする

インフルエンザは飛沫感染や、ウイルスが付着した手指を介した接触で広がります。しっかりと手を洗い続けることは、感染予防に非常に重要です。人混みを避けることや、マスクの着用も同様に効果があります。

発病や重症化を予防する1:毎年流行前にインフルエンザのワクチン接種しておく

ワクチンは毎年、流行前に接種することが推奨されます。
インフルエンザワクチンは発病を完全に防ぐわけではありませんが、重症化を防ぐ効果があります。
ワクチンの効果は接種後約2週間後に現れ、効果はおおよそ5か月間持続します。
毎年ウイルスの型が変わるため、毎年接種することが望ましいとされています。
令和6年度も、インフルエンザ予防接種費用の一部補助があります。
関西分紙健康保険組合では、10月1日から翌年2月末までの接種が対象です。

発病や重症化を予防する2:体調管理

身体の抵抗力を高めることは、感染予防に効果的です。十分な休養とバランスのとれた栄養摂取がポイントです。
• 十分な睡眠をとること
• 規則正しい生活を送ること。例えば、早寝早起きや規則的な食事など
• 栄養バランスの取れた食事を心がけること。特にたんぱく質やビタミンをしっかり摂りましょう。

過信しないことが大切

インフルエンザや新型コロナの初期症状は、発熱、寒気、悪寒、筋肉痛、頭痛、喉の痛みなど、風邪と似ている場合もあります。
「ただの風邪だ」と思い込むと、対応が遅れる可能性があります。
軽い症状でも体調不良を感じた時は、早めに休むことが重要です。
同居している方が感染した場合も、同様の対策を講じましょう。

予防が流行を防ぐ

体調に異変を感じた時はセルフチェックを行い、陽性の場合は外出を控えます。
発症日を0日目として、5日間は外出を控え、症状がなくてもマスクを着用しておくことが推奨されます。
無理は禁物です。体調が悪い時は、仕事のパフォーマンスが低下し、ミスにつながることもあります。
感染症は人を介して広がるため、回復するまで休むことが大切です。

いかがだったでしょうか。
対策を立てて、今年も乗り切りましょう。
                                                                                                        

参照:厚生労働省 インフルエンザの発生状況と新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の発生状況

 

 

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